学び、自己成長の過程で最も大切なこと
1. 学びをする中で思ったこと
最近、子供を教えることが多くなってきました。その中で思ったことがあります。伸びる子供と伸びない子供で何が違うのでしょうか?
これを知ることで、自分自身のこと、私達社会人になってからの学び・自己成長について、得るところが多いと感じました。
私の感じたところをまとめます。
2. 学びを妨げる障害とは?
勉強について、いろんな人を見てきている中で、 成績が伸びない子が陥りやすいある一つの行動がわかりました。 それは、努力が足りないからでも、生活態度が良くないことでも、勉強時間が短いということでもありません。
その陥りやすい行動とは??
それは、練習問題を解く時に先に答えを見てしまい、自分がわかったつもりになってしまうことです。こうなると自分の本当の実力がわからなくなります。
これは私達大人でも、同じことが言えるのではないでしょうか?現在の自分の状況を正直に言えない、 分からない点を表現できない人、現状を言わず見栄を張って自分をごまかして、いかにもわかったふりをする、できたふりをする大人も多いのではないでしょうか。
カーナビででどこかに行く場合を考えてみましょう。その時には、目的地を設定するため、現在地の表示が正しくなければなりません。
それと同じように、人間も今ある自分の実力、立ち位置、能力を正しく把握すること、そこに偽りがあってはいけないのです。
3.自分を偽ってしまう感情面の障害とは?
では、なぜ人は自分を偽り、現状の自分を認められないのでしょうか。
それには、他人と比較して自分は劣っていたくないという感情、いいところを見せたいという感情、結果さえよく見せておけば良いという感情、恥をかきたくないという感情、このような感情が正直に自分自身を把握して、それを他人に表現することを妨げているのではないでしょうか?
4.解決するための考え方
上記に述べたような、学びを妨げる障害を解決するために、どんな考え方をすればいいのでしょうか?
日々の生活で自分自身を向上させようとしている時、何かの目標に向かって一歩進もうとしている時結果にとらわれがちになります。つまり自分はこんな人間だ、人と比べてどうだ、まだまだという思考になりがちです。でも、これは無意味であることがわかりました。一人ひとりが個性を持った人間であるからです。野に咲く花はは、一つ一つが異なるように、人間も全く同じ環境、DNAで生まれてくる人はいません。
つまり、誰が優れていて誰が劣っているということもないのです。人間は誰一人として同じではないということを心の底から理解することができれば、人間に優劣をつけること、他人と比較して劣っている感情を抱くことが自分にとってはプラスにならないことを理解できるかと思います。
5. まとめ
私も以前は他人の能力を羨んだり、自分が劣っている感情を抱いて嫌な気持ちになっていた時期がありました。 これによって、かなり自分の人生損していたような気がします。
でも最近は、そんな思考を捨て、日々自分自身が進歩しているのかに目を向けるようになってきています。
でも、まだ自分自身を見つめ直す力が不足していて、自分にすべて正直になれない部分があるのは否めません。外界に振り回されるのではなく、自分自身と向き合う静かな時間を意識して作ることが、自分の成長の原点だと感じています。