オンラインセミナーを終えて

はじめてのオンラインセミナー

 先日、2月28日、原田メソッド目標設定・目標達成を教えるセミナーの講師としてオンラインセミナーをはじめて経験しました。
 ファシリテーター役割、メイン講師、更に学びたい人に向けたセミナー紹介をする役割、ZOOM トラブルを監視する役割といった4人体制でセミナーを行いました。
 その中でも気づきがあり、今後に活かせることがあったので、内容をまとめました。

うまくいく秘訣があった!

 オンラインセミナーは、セミナーの会場準備を必要もなく、自宅で時間がある時にすぐ受けられるというメリットもあり、最近多く取り入れられるようになってきました。
 でも、実際にやってみると、予期しないトラブルや、準備に必要以上に時間がかかったりすることもあるということに気づきました。
 そんな時に、何人かで持っているスキルを発揮することが、オンラインセミナーの成功の秘訣であることを感じました。

不安を一つづつ潰していくこと

 今回、私はメイン講師として内容を充実させることに集中していました。。プレゼン資料は早めに作成してあったので、本番までの期間では修正をかけたり、仲間内でのリハーサルをしたりといった時間的な余裕はありました。
 その一方で懸念もありました。セミナーが始まる2週間ぐらい前から、ネットの調子が悪くなっていることに気づいていました。別のズームセミナーをやっていても、途中でインターネットが不安定という表示が出て音が途切れてしまう。これにどう対策をしていったらいいか迷っていました。何人かの知り合いの方に相談し有線 LAN 接続をした結果、これで解決したと考えて安心していました。
 ところが、有線LANの対策をしても不安定は修正できず、当日は iPadとPCの同時接続をして対処することになりました。今回のようにネットではトラブルがつきものであり、その時に代替案をいくつか用意していること、あらかじめリハーサルをしてバグ出しをしていることはとても大切なことだと実感しました。

最悪の事態を想定しながらもベストを尽くす

1)メンタル面での気づき
 いよいよオンラインセミナー当日を迎えました。その時にどんな感情だったかを振り返ってみると、意外にも落ち着いていたのです。オンラインだといって特別なことはない、ただ、話す内容がきちんと伝わり、時間通りに終わるかどうかに集中していました。
 
2)トラブルは起きるものと考える
 トラブルも起こりうることを想定していました。
トラブルが起こらないに越したことはないのですが、やはり想定したトラブルは発生しました。
 まず、パワポのプレゼン資料が、途中で固まって動かなくなりました。これも想定内。これも起きるとわかっていました。でも少し時間があれば立ち直るということも計算済みでした。当日、プレゼンが固まってしまった時でも、特に焦る気持ちもありませんでした。ZOOM担当の方からも操作をしてもらい、少し時間が経過したら立ち直りました。その間に、視聴者のみなさんへの話もしてリラックスできていました。
 もう一つ当日までに間に合わなかったことは、「ノイズキャンセリング機能がついたイヤフォンを使っていなかったことで、ノイズを拾ってしまう」ことでした。クリアケースに原稿となる用紙を入れて、手が紙に直接触れないように対策を取りました。

3)目的を見失わないこと
 現状できる範囲で最大限の準備をすることで、 聞いていただいた人にとって、満足度の高いセミナーになりました。「今自分の持っている装備を目一杯働かせる」ことで、決して普段できないことはしないことに徹しました。それによって、トラブルを最小限にとどめながら、セミナーを受講して頂いている人への満足度を高めることを達成できた満足感がありました。

まとめ:気づきから自己成長へ

今回オンラインセミナーを体験したことは、 貴重な経験になりました。

 まとめると・・・
1)伝える内容を良くすることは最優先。
2)話しの原稿は事前に早めに作っておく。
3)リハーサルをすることで、バグ出しをする。
4)複数人で協力して実施する。
5)当日はトラブルが起こることは当たり前だと思って、それを受け入れ対処する。

以上の気づきがありました。

 それと最後に最も大切なこと、それは 精神面では自分を客観的に見ること、つまりセミナーをやっている自分と、もう一人でそのセミナーをどこか遠くから見ている自分を作っておくことです。
「セミナーをしている本人、つまり演劇に例えると、「舞台を演じている自分と観客席から自分が演技している状態を監視しているもうひとりの自分に分けて、 時々観客席からセミナーをやっている本人へ修正の司令を出す」ようなイメージでやっていた気がします。
 やってみないと分からないことが多く大変勉強になりました。今回の経験を生かして、さらにもっと良いセミナーにできるという自分自身の感触を得ました。
 最後に、セミナーに関わって協力いただいたすべてのチームメンバー、講義を聞いていただいた出席者の方に感謝します。

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