100m個人メドレーに挑戦!!
この夏の最大の挑戦とは?
水泳は私にとって得意な分野ではありませんでした。単調で面白くないと思っていて、敢えて泳ぐ必要性を感じていませんでした。私の心の中では、数年前までは一生水泳をしないだろうと考えていました。
そう思っていた矢先、私が通っているジムのプールが改装され、これを機会にまた水泳を再開することにしたのです。
9月17日、私が通っているジムで競泳の大会がありました。その大会の申し込みからレース当日に至るまでの私の考え方、そして大会当日を振り返ってまとめました。
決意表明と大会エントリー
今までは「参加することに意義がある」という考えでいましたが、今年からは、スタート台から飛び込んで水泳の4泳法をマスターしようと決意しました。背泳ぎが未完成のまま、無謀にも個人メドレーに申し込んでしまったのです!
大会では、個人メドレーを2分以内に泳ぎ切ることを目標にしました。これは単純に、25mのクロールが20秒そこそこのタイムだったので、妥当な目標だと勝手に思ったからです。でも、実際に練習を本格的に始めたのは、わずか1ヶ月半前の8月の初めでした。
決意してから大会前日までの日々
大会に出場すると決めたからには、徹底的に練習に取り組もうと決意し、週に5日から6日は、ジムのプールに通い、ほぼ毎回水泳教室に参加しました。その中で感じたのは、コーチからの温かい言葉と、一緒に励まし合う仲間たちの存在でした。大会が近づくにつれ、人とのつながり、お互いを応援する気持ちを感じるうようになったのです。そして大会の日程が迫る中での高揚感と緊張感が、私にとっては心地よいものとなりました。
私は常に大会を前提に練習を始めるタイプです。つまり、レースという日程があって、そこから逆算してそれまでの期間でどれだけ追い込むことができるかに挑戦するのが自分に合ったスタイルです。でも実際は、1ヶ月半という短期間で水泳の4泳法をすべてマスターするには限界はありました。4種目のうち、自由形、平泳ぎはある程度のレベルまで形を整えることができましたが、バタフライ、背泳ぎは、不安だらけでした。練習をする中で、自分では以前よりも力強く泳いでいるつもりでしたが、周りから見ると足が沈んでいたり、力が入っていたりして、スピードが出ないという状態でした。さらに、ターンにも試行錯誤の連続でした。コーチのアドバイスも受けながら、細かい点を少しずつ改善をすることができました。
偶然にも、大会前日に体重を測る機会があり、何と1ヶ月半で3キロも体重が減っていたのには驚きました。なんとなくお腹周りがスッキリした感覚がありましたが、この大会に向けての努力は、体重の減少という別の成果も生みだしていたのです。
さあ、レース本番だ!!
待ちに待った大会当日。緊張よりも、これまでの練習の成果を試すことへの喜びが広がり、楽しもうと心に決めていました。レース直前の練習でも、ある程度スムーズに泳げていたのですが、思いがけないトラブルに遭遇!!
飛び込みの練習中にゴーグルが外れ、ゴーグルのゴムを調整しようとしてもうまくいかない状況に直面しました。
友人に助けを求め、修理方法を教えてもらいましたが、何度試しても自分では修復できませんでした。最終的にコーチに頼んで急遽新しいゴーグルを借りることにしました。しかし、このようなトラブルにもかかわらず、冷静な心でレースに挑むことができました。
さて、本番の100m個人メドレーが始まりました。自分のレーンに立ち、スタートの合図とともにまずは、飛び込みバタフライ。順調に泳ぎバタフライから背泳ぎのターンもゆっくりながら確実にできました。しかし、背泳ぎを泳いでいる間、周りには誰もいないという雰囲気を感じ、孤独なレースになっているという感覚がありました。
そして、背泳ぎから平泳ぎへのターンも何とか成功させ、平泳ぎでスピードを上げようとした時には既に疲れていたのです。スピードアップするには限界がありました。最後のクロールでは、タイムを縮めようという執念というよりも、ただゴールを目指すだけの必死の泳ぎでした。ゴールに到達した瞬間、達成感とともに、息も絶え絶えでした。
個人メドレー以外にも、25m自由形、50m平泳ぎ、チーム対抗のリレーにも参加し、すべてのレースを終えた後は、笑顔で全体の集合写真を撮り、充実感に満ちた一日を過ごすことができました。
大会を終えた今の心境
何事も新しいことを進んでやっていくことは自分が得意とすることです。ただし、個人メドレーで背泳ぎは明らかにブレーキになりました。大会までにフォーム修正は間に合わなかったものの、個人メドレーに挑戦した自分を褒めたいと思います。
個人メドレーの目標タイム2分に対しては、大幅に遅れてしまいました。但し25mクロール、50m平泳ぎでは、去年と比べてタイムが短縮できました。短期間で水泳に集中的に取り組んだ成果が出たことは良かったと思います。反省点として、もっと早い段階から自分の弱点にしっかり向き合い、重点的に練習すれば、更にタイムが改善できた可能性があると考えています。
今回の大会を契機に、自分の運動のレパートリーが増えたことは確かです。少し時間をかけて、自分が改善すべき箇所をしっかり練習し、4泳法をより楽に長く、更に早く泳げるようになることを新たな目標として、運動を続けていきたいと思います。
重要なことは、今回の目標を追求する気持ちを他の分野でも同様に発揮することだと思います。これによって、人格を磨き人生の充実度があらゆる面で向上すると信じています。
最後に、大会を主催して頂いたジムのコーチの方々、そして、今回の大会に向けて練習を一緒に頑張ってきた水泳の仲間に感謝します。