【トランプの真実】

この本から得られるもの

 日本にとって最も需要な国はアメリカであるのに、日本人の多くがアメリカの実像を正確に把握しているとはいえません。

 昨年11月3日に行われた大統領選挙を巡って、今アメリカの民主政治が危機に陥っています。ディープステート(影の政府)勢力、グローバル勢力による「大規模な選挙乗っ取り」が行われています。民主党のバイデン候補の当選ありきの日本メディア報道に、違和感を覚えこの本を手にしました。                 読んだ本: トランプの真実 ダイレクト出版

 本書は主にトランプファミリーから見た、大統領の人物像、そして彼が行った経済政策、外交政策の多大なる貢献について書かれています。この本を読むことで、巷に氾濫する誤ったトランプ関連情報を正す最強の武器となります。

 トランプ氏は「ブルーカラーミリオネア」と形容されます。つまり、「額に汗して働くアメリカの勤労者のためにアメリカを再建しよう」と言う信念のもとにアメリカの再建を推し進め成功した「民衆の大統領」です。

 経済政策・外交政策で多くの実績を残した大統領が、彼の足引っ張りをするとてつもない多くの敵と戦いながら、正しい政策を推進してきた経緯がわかります。

著者の紹介

ダグ・ウィード氏
ニューヨークタイムズ紙ベストセラーリストにランクインした all the president Children を始め30冊以上の著書がある。これまでに大統領力6人ファーストレディ6人大統領の子供や兄妹姉妹20人余りにインタビューした実績を持つ。

監修解説者 藤井厳喜氏
開業早稲田大学政治経済学部卒業後、ハーバード大学大学院政治学博士課程修了。現在はグローバルな視点と時代の構造変化を視野に入れた国際政治学者として活躍中。

本の概要

 この本は、2016年の大統領選挙をどう戦ったのか、家族から見たトランプ大統領の真の姿をその後の任期中の偉大な実績とともに紹介しています。その中で、見逃してはいけないトランプの実績(経済政策と外交)に絞って要点をまとめました。

 1. 経済政策 

 2015年6月、トランプは出馬表名をして、「かつてない雇用を創出する大統領になる」と宣言。その時、世界中のエコノミスト達は、彼の景気予測を鼻で笑い、数学的に不可能だと断じた。ところが、トランプ政権下の米国経済は予想を裏切り、2018年第2四半期のGDP成長率は4.1%を上回った。

 さらにトランプ政権の最初の2年間で、製造業の雇用者数は46万7000人も増加した。任期最初の2年で、オバマ政権の最も成功した2年に比べて、6倍もの製造業雇用者数を創出している。(本書P511より)

 彼の注目すべきことは、国内の需要を創造すると同時に、供給側のことも考えて法人税減税、規制緩和を大胆に行った結果、生産性が増大し給料も上がった。アメリカの国内に企業を呼び戻す政策も行った。

 従来型のグローバル思考の政策で、自由貿易の犠牲として地域での工場閉鎖、従業員の解雇、貧困の増大、犯罪率の急増をまねいた。だから、アメリカの産業を保護しようとした。(本書P337より)

2. 外交 

就任当初、大統領は、ISIS(イラクとシリアのイスラム国)を一刻も早く駆逐する。すぐにでも取り掛かるだろう」とキャンペーンで宣言した。外交政策の専門家は、ISを1年以内に打倒することなど不可能だと決めつけたが、トランプは目標を達成してしまった。

 大統領選挙を目の前に控えた2016年8月、共和党の外交の専門家50人が声明を出し、「ドナルド・トランプは、大統領、最高司令官として不適切である。彼が危険な大統領となり、我が国の安全保障および幸福を危険にさらすものと我々は確信している」と語った。
 ところが、2年後「インベスターズ・ビジネス・デイリー」紙の記述は、「オバマ政権の元官僚でさえ認めていた。トランプはやり方は型破りだが、あの・・・専門家たちにとっては夢でしかなかったようなことを成し遂げている、と。」 (本書P384) 

 さらに彼は、武力紛争を避けるのが非常に長けている。2019年初秋現在、トランプ大統領は近年で自国を新たに軍事衝突に巻き込まなかった唯一の大統領でもある。

 本来、マスコミはトランプ大統領の成果を称賛して良いはずなのに、彼らはトランプの成功を完全に無視しました。そんなトランプと米大手マスコミとの敵対関係も、本書では具体的に描写されています。

私の感想:今のアメリカから学ぶこと!

 この本は、コロナウイルスが発生する前の2019年の時点までのトランプ大統領の成果についてまとめたものです。この本を読むことで、とんでもない多くの敵の存在の背景がわかります。この本を読んで感じたのは、トランプ大統領は「公約を守る」そして「国民の味方」になってくれる大統領であるという確信を得ました。

今、まさに大統領を決定する最終局面

 私は昨年の11月の3日の選挙の翌日からずっと感じていたことがあります。それは「違和感」。それはアメリカで起こっている現実と日本の大手マスコミが報じる報道とのギャップでした。得票数の推移の統計(集計機によってトランプの表が減ってバイデンの票に上乗せされていた)を見ただけで、全くのインチキ選挙であることがひと目でわかったにもかかわらず。。

 日本国内のある新聞には、「トランプは未だに選挙結果を覆そうとしている愚かな取り組み」と報じていました。アメリカの民主政治を守ろうという愛国者達の心からの叫びを背景にトランプ陣営は戦っているのにもかかわらず、このメディアの報道は何??と自分の目を疑いました!

主な敵の存在とは?

トランプの主要な敵はグローバリストの集団です

 グローバリストには2種類あります。:左派のグローバリストは民主党の主流派で国境を廃止して移民を無制限に受け入れるという立場。右派のグローバリストは、世界で自由に金儲けをしたいというグローバリスト、ボーダーレスこそ彼らの理想。危険なのはグローバリストがCCP(中国共産党)の独裁者と結びついていることなのです。今回の選挙を単なる「トランプvs.バイデンの選挙」といった視野の狭い見方をしてはならないのです。

 「自由と民主主義の価値 を死守するために戦う側」VS「(隠れ)マルキスト・ディープステート(影の政府) ・CCP(中共) のトラップに侵され、腐りきった権力者たち」という内戦が起こっているのです。

 もし、大手メディアの言うとおり、今回の不正の状態を多くの人が認めてしまうのであれば、不正が許される邪悪な世界が優位に立つことになってしまいます。

2020年大統領選挙は運命の戦い

2020年の選挙結果が出るのは目前です。 真実だけが誰が勝者で誰が敗者であるかを決めます。今回の一連の選挙をめぐる戦いは、人の心の中の「善と悪の戦い」なのです。

 この記事を目にしているあなたの前には、2つの選択肢があります。

「邪悪・腐敗にまみれた世界を良しとする世界」を選ぶのか、それとも「自由な民主政治に基づいた世界」を望むのか、、、どちらを選ぶのもあなた次第です。

 今回の大統領選挙をめぐる混乱は、決して他国の一つの出来事ではありません。日本人一人ひとりが胸に手を当てて真剣に向き合うべき心の選択であり、日本の未来を大きく左右する歴史的な出来事とも言えるのです。

 そして、日本という国家を守っていく責任が、一人ひとりに突きつけられていることを忘れてはなりません。 

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