こんな事わかっているよ〜と思ってしまう人に対する処方箋とは?

1. 学んでいる中での落とし穴とは?

人は学びを求め、いろんな人から情報を受け取ります。そして情報を受け取る際に、ある程度自分に知識があると、「こんなことは学んでもしかたがない」を思ってしまいがちです。でもそんな学びの中に、大きなワナが潜んでいるのです。

この事に気づかずに、学びを深められない場合が実に多いのです。これは自分自身の経験からわかってきたことです。この解決策を考えてみました。

2.なぜわかっていると思ってしまうのか?

何かを学ぶ際に、こんな事わかっている、と思考停止なったことありますか?何か学んでいる時、1から講義を受ける時、何回か分かっていることを説明された場合 、こんなことわかってるよ、学ぶ必要はないよ、そんな思考に陥りがちです。

でもそこからどうやって抜け出せばいいか、試行錯誤している中である発見がありました。

3.私が この思考から乗り越えた気づきとは?

 私は最近、パソコンを学ぶ機会があり、基礎から学べるあるクラスに参加しました。

 そのクラスは、パソコンを立ち上げるところから、入力の方法など、基本的なことも含まれていました。そのクラスに参加した時に、こんな事学ぶ必要はないよわかっているし」といって初日からその授業を真剣に聞いていませんでした。でも、途中で気づきました。他のことをせずにパソコンに向かうための時間を使っている中で、この時間を無意味に使ってしまって良いのだろうか? そんな疑問から、解決先が見つかりました。

気づき

ここで、思考停止になってしまったら何も教訓は得られない、どうしたらわかっているよ、っていう状態から抜け出せることができるのか? その答えは?

・「もしこの授業を、私が初心者に教えるとしたらどのような方法で教えられるのだろうか?」という視点です。

わかっているといっても教えることはできないのではないか? そんな視点で人の話を聞くことにしました。そうしたら、今までわかったつもりでいた事の多くが、実際にはわかっていなかったことに気づきました。

講義を聞く中で、この内容を初心者が誰でもわかるように教えるには?
本当にこの教え方でいいのか? この項目で、質問が来たら自分だったらどう答えれば良いのか?
そんな想像力を働かせていたらどんどん学びが深く、楽しくなってきました。

 わかっていても、実際はできていないと気づいたことをまとめると、
・パソコンをタイプするスピードが遅い 
・ブラインドタッチができていない。
・ショートカットキーを十分使いこなせていない。
・文字変換のときに単語単位で変換をしていて、文節の単位でしていない。  
 などなど  

本当に数え上げればきりがないくらいわかっていないことが多くて、基礎的な講座でもおろそかにすると学びが得られないこと、そして基本だからこそ奥が深いことに気づきました。

4.まとめ

今後、基本的なことをわかっている、との思い込みで思考停止に陥ってしまう要因をなくすための対策は、「学んだ内容をどうしたら、初心者にもわかりやすく伝えられるか?」という問いを自分自身に投げかけることが、思考停止にならないために最も大切な視点であることを体験から学びました。

「思考を変えることで、学びの質はいくらでも上げることができる」という教訓は、今後いろんな学びをする中で、私の思考を大きく変えていくきっかけとなりました。

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