自分は他人によってわかるもの
目次
- 人生を振り返るワークショップに参加しました
- 人生の振り返りのタイミングは今!
- 自分の良さは、他人から指摘してもらってわかるもの
- 他人の良さを引き出すことの大切さ
- まとめ
1. 人生を振り返るワークショップに参加しました
今回、参加したワークショップは、自分の長所を拾い出し自分自身を見つめ直すワークです。
小グループでのワーク、1対1のワークがあり、自分では気づかない長所を見出すことができたり、他の人が今まで気づいていなかった良い面を引き出すことができたりといったいろんな気付きがありました。
自分の人生を振り返るワークは、今まで手つかずの地下に埋もれた金鉱を掘り起こすようなものでした。
2.人生振り返りのタイミングは今!
今日、世の中が起動し、日本がどのような国家を目指すかの選択を迫られています。それと同時に、日本人一人ひとりがどう生きるかの選択を迫られてような時代です。
国のあり方を決めるのは政治家が決める面も一つあるでしょう。でもその政治家を支えているのは、投票行動をしている国民一人ひとりの考え方の集積であることも忘れてはいけません。
自分自身の素直な心に向き合い、どういう未来を目指すのか、自分自身に問いかけを行うベストのタイミングは、「今」だと感じました。このタイミングで自分の振り返りをするワークショップに参加できたことは幸運でした。
3. 自分の良さは、他人から指摘してもらってわかるもの
人は自分ができないと思い込んでいる部分がとても多く、例えば自分がこんなこと役に立つのかと思っていたことが、他人から指摘されることによって自分の知らない世界に気づくということもあるでしょう。
私が他から指摘されて思ったことがあります。グループワークである方に「以前はとても引っ込み思案だったんです」と言ったら、「とても信じられない」というような反応がありました。そして自分は、営業とか販売の仕事にも向いてるんじゃないの?って言われました。
今までの自分は、自分の存在を目立たないように、じっとしているのが好きでした。でも年齢を重ねるにつれて、「自分は他人と違う存在でいることの価値、人に対しても自分の存在をわかってもらうためのアピールはとても大切だ」と思うようになりました。そんな考え方が知らないうちに元気な自分、人前で話をすることに積極的になっていける自分に変化してきているかもしれません。
ここで得た教訓は、自分自身を固形物のように考えず、常に流動した液体のような存在だと捉えていく方が人生を楽しく生きられるのではないか、ということに気づいたことです。
4. 他人の良さを引き出すことの大切さ
ある参加者の方と対面でディスカッションしていて気づいたことがあります。その方は、整理整頓が好きで、自宅の物がどこにあるのか全て分かっている、ということでした。
そして、小さな頃から片付けることが当たり前の環境に育ち、不要なものを捨てること、そしてモノを散乱させず置き場所をきちんとしていることが得意だと言っていました。私にとっては羨ましい能力です。製造業の職場に勤めたことがない方だったので、 その整理整頓の能力は製造業の現場でとても役に立ちますよって、言ったらとても喜んでくれました、自分自身が今後職業選択をする中で、とても選択の幅が広がったと喜んでくれました。
また、別の方は、全体を見通して最終期限から物事を判断し俯瞰する能力、手際よく目の前の仕事を段取りよく進めることの大切さを過去の経験から学び、それを自己成長につなげていると話してくれました。その人の話を聞いていて、自己肯定感が高く、事務職で一番欲しい人材だと直感したので、「こんな人が会社にいたら嬉しい」と素直な気持ちを伝えたらとても喜んでもらえました。
このように人と話すことによって、才能・能力を開花させる事ができるということは、とても意義があることだと実感しました。
人を応援することが大好きな私には、今回のように人の良いところを見つけ褒めて、その人が気づかない才能に気づいてもらうことに喜びを感じた1日でした。
5. まとめ
今、様々な情報が飛び交う変化の激しい時代には、自分の身の回りのことをこなすのに精一杯になって自分と向き合う機会は、滅多にありません。ましてや人のプライベートまで踏み込んで、過去どんな仕事・経験をしていたかということを意図的に話す機会などは皆無でしょう。こんな中で、自分の長所・短所を見つめるワークはとても大きな気づきがありました。現代社会はとても不確実で、一つの会社でずっと勤務する働き方は少数派になっています。このような時代だからこそ、自分は何が得意で何に向いているのか、これを徹底的につきつめて分析する能力が人生を左右すると言っても過言ではありません。
自分を分析することを今までやってこなかった人にとっては、とても大きな気付きがあったようです。私は改めて今回ワークを通して得た気づきから自分の能力の範囲内で少しづつできることをトライをして、世の中に貢献したいと感じました。
自分自身の分析はいくらやってもやりすぎることはない、というのが今回のワークショップで得た感想です。