及川幸久氏 良書革命セミナー〜出版記念講演会

はじめに

国際情勢について発信されている、及川幸久さんが全国の書店を応援しようという主旨で、出版ベンチャー「WISDOM BOOKS」を立ち上げ、その出版記念セミナーが開催されました。書籍は「ザ・スイッチ」と「脱奴隷論」です。潜在意識の使い方やトランプ元大統領から学ぶ成功の秘密、さらにグローバリストとの戦い方について語られ、本当に充実した内容でした。

潜在意識の使い方、トランプ元大統領から学ぶ成功の秘訣

世界中の人々がトランプ元大統領の暗殺未遂事件を知った時、背筋が凍る思いをしたのではないでしょうか。なぜ奇跡的に命を取り留め、流血した直後にも立ち上がり、戦う姿勢を世界に示すことができたのでしょうか。その秘密は、一冊の書籍にあります。

トランプ氏が最も影響を受けた本は、ノーマン・ビンセント・ピール牧師の『積極的考え方の力』です。その本のエッセンスは次のようになります。 「目の前の事実がどんなに困難で絶望的であっても、それは重要ではない。重要なのは、その事実に対する私たちの姿勢だ。なぜならポジティブな思いを持っていれば、その事実を変えられるから。」

トランプ元大統領を狙った銃弾が彼を襲ったのは、アメリカの不法移民の統計数字を見た瞬間でした。銃弾は右耳をかすめ、命を取り留めました。トランプ氏は負傷して倒れた後、再び立ち上がり、右手の拳を上げました。その瞬間、私は魂を揺さぶるほどの感動を覚えました。

「ネガティブな状況に屈服しない。自分への信頼を失わない。それこそが最強の力だ」と言い切るトランプ氏の強さは、『積極的考え方の力』の内容が発揮された瞬間でした。大切なのは、願いをイメージし続け、どんなときにもあきらめない姿勢です。私たちはこの強さを見習うべきではないでしょうか。その精神が、今のトランプ氏の「どんなに相手から攻撃されても決してくじけない戦う姿勢」や「国民のことを第一に考える精神」に反映されているのではないでしょうか。

グローバリズムの本当の正体

プーチン大統領は、西側諸国のLGBTQ+コミュニティを「本物の悪魔崇拝」と呼びました。彼によれば、グローバリズムとは、不法移民、ギャング、人身売買、悪魔崇拝を指します。

エルサルバドルは、1960年代から70年代にかけて多くの問題を抱え、内戦状態に陥りました。政治家が対応したときにはすでに手遅れで、ギャングが国を支配し、凶悪な政府軍や警察と癒着していました。刑務所では受刑者が売春婦を呼び、プレイステーションを楽しみ、携帯電話を使用するほどの腐敗ぶりでした。

気づいたときには、「ジョージ・ソロス」というグローバリストとその考えに沿った人々が国を支配していました。エルサルバドルは「ゆでガエル」状態だったのです。

自己啓発の分野でよく使われる言葉に「コンフォートゾーン」があります。人はコンフォートゾーンに留まり、現状を肯定してしまいます。日常の問題に精一杯で、政府のひどい政策や忍び寄る悪に抵抗することなく受け入れてしまいます。

そこで立ち上がったエルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、ジョージ・ソロスの考え方を引き継いだ人々を徹底的に取り締まり、排除しました。そして警察や司法制度を本来の姿に戻し、報道の自由を取り戻しました。この政策を実行した結果、世界からも注目されるようになりました。

日本でも、多くの国民がグローバリストの見えない侵略に気づいていません。「ゆでガエル」状態になる前に、平和ボケした状態から抜け出すのは今しかないと考えています。

グローバリズムの構造理解

今、グローバリズムと反グローバリズム、保守とリベラルという対立構図が存在しています。ヨーロッパでは、保守派の勢力が台頭しつつあります。この構造を理解することは非常に重要で、理解が進むと世の中で何が起こっているのかが徐々に分かってきます。図のマトリックスでいうと右下が反グローバリストで保守の部分です。日本では、保守派とされる唯一の政党は参政党です。

そこでおすすめの本は、神谷宗幣氏が編著した『参政党ドリル』です。欧州では、グローバルエリートの活動や政策の問題点に気づき、対抗する政党が存在感を増しています。しかし、日本ではメディアがグローバルエリートに支配され、国民への情報が彼らの都合の良いようにコントロールされています。この本には政策だけでなく、日本の歴史についても書かれており、日本がいかに素晴らしい国であり、世界とは異なる文明を持つ国であるかが認識できるでしょう。

まとめ:各自が持つべき心構えと、日本が抱える課題の解決策とは?

現在の日本の現状と、潜在意識を使って日本を良くする方法について、質問タイムに出た事例から、及川さんの言葉、そして私の見解をまとめたいと思います。日本は戦後、GHQによる占領政策により、学校で間違った歴史観が教育され、日本の国家の成り立ちや素晴らしさについて教えられることはありませんでした。そうした教育を受けた人々が大人になり、仕事に埋没すると、「自分だけが稼げれば良い」「生活が楽になれば良い」という考えに終始してしまいます。そのため、政府が国民の生活を劣化させるような政策をしても、日本人は勤勉さから仕方がない、どうせ変わらないと考え、政治に文句を言っても選挙に行かない状態になり、現状の楽しみを追求することに終始してしまいます。つまり、自分の国に誇りを持てない、自虐史観に染まった状態がコンフォートゾーンになっているのです。

このような状況が続くと、経済成長せず、自分たちが変わらないことが現状として続いてしまいます。間違った歴史観を信じ、自信のないままで「日本を良くしよう」「立ち上がろう」と思っても、事実ではない呪いをかけられた自己認識のもとでは前向きな力が湧いてきません。

これを解決するために、各自が潜在意識を活用するための解決策は何でしょうか?その答えは、及川さんの言葉を借りると「国際情勢を理解すること、日本の本当の歴史を理解し、日本独自の文明を育んできた素晴らしい国であることを自分自身の潜在意識に植え付けること」です。

今こそ、潜在意識に喜びを与える状況を作り出すために読書の習慣を持ち、日本が独立国家として国民が豊かな暮らしを営み、普通の生活ができるような社会になるように、真実の歴史を知ることが日本が成長するきっかけになるのではないでしょうか。

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