結び祭り~伝統と魂の共鳴~

はじめに
2025年8月11日、大阪枚方市でゆにわが主催する「結び祭り」に参加しました。普段からYouTubeチャンネル「むすび大学」や「神社CH」を時々見ていたため、内容についてはある程度知っていましたが、今回、いつも視聴している及川幸久さんの番組内でこのイベントが紹介され、ぜひ現場で体感したいという思いが強くなりました。
受付で順番を待っている間、スタッフの皆さんの明るい笑顔と和やかな雰囲気がとても印象的でした。担当の方のお話では、「前日に約100名の有志が会場を清掃し、“神様が降りる場所”になるよう祈りを込めて整えた」とのこと。その丁寧な準備に感銘を受けました。セミナー開始前から会場全体が特別な空気に包まれているのを感じました。

新しい時代の仲間づくり~歴史から学ぶ現在の結び~
開会の挨拶と趣旨
「結び」と聞くと、日本人には馴染み深い「おむすび」を思い浮かべます。古来、日本は世界中の宗教・民族・文明・文化を受け入れ、日本式に融合させてきました。旧暦の七夕に合わせた今回の「結び祭り」には全国・海外から約800名が参加。会場は、前日からの清掃と祈りにより、人々の心を結ぶ場として整えられていました。
新しい時代の仲間づくり
登壇者は、小名木善光氏(古典文学研究者)、新田祐士氏(ストーリーライティング講師)、海沼光城氏(投資・時事解説者)の3名。七夕伝説や「共振・共鳴」の事例を交え、人と人が恐怖や損得ではなく「ご縁」でつながる重要性を語っていただきました。現代はSNSや現実社会で分断が進みやすく、多様性があっても対立が深まりがちです。真に価値ある仲間づくりには、損得を超えた「徳」を大切にし、異なる価値観の人々が理想を共有して歩むことが必要だと強調されました。
魂が目覚める生き方―キリスト教・仏教・神道の結び
及川幸久氏(国際情勢アナリスト)は、宗教家としての経験から「祈りの力」について語りました。家庭や社会の分断は深刻で、直接の修復は難しい場合もありますが、祈りによって人の心に変化をもたらすことは可能だといいます。
このセッションでは、こがみのり氏(茶人・焙煎士)、羽賀ヒカル氏(神道研究家)も加わり、宗教や思想の枠を超えた「結び」の実践について議論が交わされました。結論として、まっすぐな志と他者を思う心こそが分断を乗り越える鍵であるという共通認識に至りました。
私が特に印象的だと思ったのは、及川氏が語ったアメリカ政治における祈りの習慣です。トランプ政権下の閣僚会議では、大統領がテーブルの中央に座り、その後ろに牧師のスコット・ターナー氏が立ち、会議の冒頭に必ずお祈りをするそうです。アメリカでは、祈りから政治を始めるという文化が根付いているとのことでした。
一般的には、祈りは日常で困ったときだけ行うものと捉えられがちです。しかし、及川氏によれば、祈りが通じる人は限られており、「祈りの門」に到達した人だけが祈りを叶えることができるといいます。
この「祈りの門」をくぐるためには、ある法則があります。それは一言で言えば、**「心清くあれ」**ということ。つまり、自分の利益や優越感といった自我を手放し、透き通った透明感のある心を持って初めて、その門に到達できるというのです。

トークセッション:体と心、健康、食から見出す幸福の本質
整体師・合気道家の三枝誠氏、セラピストのちこ氏、YouTubeディレクターの川嶋政輝氏によるセッションでは、ちこ氏の新刊『むすびのごはん』出版記念を兼ねて行われました。テーマは体・心・健康・食のつながりです。


この書籍のP107に、微生物のことがかかれていました。その一部を引用すると「てまひまかけて、ちゃんとつくられた発酵調味料や発酵食品は、光を集めて、おろして、発酵させて、食材の良い記憶(太古の記憶)を引き出すための強力な助っ人になります。」
寿司やおにぎりが職人の手で美味しくなるのは、常在菌や祈り、感性が作用しているため。日本の高級店が料理長自ら仕上げを行うのも、この感性を重んじているからだそうです。
微生物と人間の深いつながり
現代は抗菌・消毒が推奨されすぎ、健康や意欲の源である腸内常在菌を弱らせています。日本には発酵食品を通じた「菌を大切にする文化」があり、古事記の「ウマシアシカビヒコジノカミ」も目に見えない微生物的存在を象徴します。寿司やおにぎりが職人の手でより美味しくなるのも、常在菌や祈り、感性が作用するためです。
「4毒」から「四徳」への発想転換
戦後に広まった砂糖・乳製品・小麦・植物油は、日本人の体質に合わない場合があり、体調不良の原因となることも。ゆにわでは4毒と言われているこれらを一律に排除せず、質を高めて「四徳」として活かしています。
食・幸福・人間関係の本質
東洋医学では「頭脳」「腹脳(腸)」「皮膚脳」があり、特に腸の健康が幸福感を左右します。料理は食材の「良い記憶」を引き出し、作り手の心の状態が食べる人の心身にも影響します。登壇者たちは、日常で実践できる小さな工夫を紹介してくれました。
講演:雅楽、むすびまつり、ゆにわについて
雅楽の魅力と背景
雅楽は1400年以上の歴史を持ち、宮廷や神社仏閣で演奏されてきた伝統音楽です。中国や朝鮮半島からの影響を受けつつ日本独自の形に発展し、自然や神仏との調和を表現します。その音色は人々の心を静め、日本文化の懐の深さを象徴しています。

むすびまつりの意義
この祭りは、人々や文化のつながりを大切にし、日本文化の精神を体感できる場です。「むすび」は人と人、過去と未来、異文化を結び、現代の分断を乗り越える力を持っています。会場では伝統芸能や食文化紹介も行われました。
ゆにわについて
ゆにわは伝統と現代をつなぐ文化活動を展開し、音楽や芸術、地域活動を通じて「結び」の精神を広めています。海外との交流にも積極的で、日本文化を世界に発信。多様性を尊重し、共創の場を築くことを目指しています。
参考リンク:
まとめ:ゆにわ祭に参加して
今、世界は大きな変化の渦中にあります。日本でも、約5年前のコロナ禍をきっかけに人々の意識が変わり、考え方の異なる相手とは会話がしづらくなり、SNSや日常生活の場でも互いを攻撃し合い、足を引っ張るような光景が目立つようになりました。しかし、本来日本人は、調和を重んじ、人とのつながりを大切にしてきた民族です。
国際情勢に関心のある私は、今回のセミナーを終えたとき、昨年11月のトランプ大統領選挙での勝利宣言の一節を思い出しました。それは、
“We are going to help our country heal”
(アメリカという国と国民に癒しを与える)
という言葉です。
このメッセージには、バイデン政権下で分断されたアメリカを再び偉大な国にするために、敵味方に分かれるのではなく和解しようという意味が込められていました。私は、これは日本にも必要な考え方だと強く感じました。
今回のイベントを通して、祈りの尊さ、食事の大切さ、微生物への理解、そして相手を攻撃するのではなく協調し、共に光のある未来へ進むための「結びの力」の重要性を実感しました。日本の素晴らしさを改めて学び、希望に向かって歩む決意を新たにできたことは、このイベントに参加した最大の成果でした。